コントローラ・制御系

担当者:直原(D3) (feat.廣瀬)


前代未聞・刀型コントローラ


 ある意味とうじろう最大の特徴なのがこの刀型コントローラ。マシンがまともに動かなくても、これだけは しっかり披露しました。なぜ刀型なのかというと、普通のコントローラは嫌だったから。 それに、担当教官が剣道部の顧問だし、さばき棒にもなるから、ということで刀型です (「とうじろう」は「刀じろう」とも言う)。名は、妖刀「村吉(ムラヨシ)」

 スイッチは柄の先に1個、柄の真ん中に1個、鍔の根本に1個、計3個付いています。 スイッチの少なさだけならおそらく全国1。柄からは電源線が出ており、マシンへのケーブルは 刃の先から出ています。これによりさばき棒の代わりも果たします。ケーブルがつながった状態で 鞘から抜き差しできるように、鞘には溝が掘られています。 正しい操作の仕方は、まず刀を鞘に収めた状態で、下げ緒で操縦者の腰に固定します。 この時スイッチは上を向くようにします。操縦者は左手を鍔もとのスイッチにかけ(左輪)、 右手を柄のスイッチにかけます(右輪)。後は普通に各車輪を操作するだけ。 皆聞くのですが、操作性はかなり良いです。下げ緒で固定されていて落ちないので、持つのも楽です。 マシンがポールを昇るときに抜刀し、通常の持ち方に持ち替えてさばき棒に&観客にアピール。 更に、相手が高速マシンの場合も考慮して、最初から抜刀し普通に持った状態で操作することもできます。 コントローラを逆さまに持つので、当然左右と前後のスイッチが逆になってしまいますが、 これはマシン側に取り付けられたスイッチで切り替え可能となっています。 (持ち方:本当は鞘に入ってます。大会本番時はアクシデントで鞘は使いませんでした。)

 資料で本物を詳しく調べるなど、作りはかなり凝っていて、もしかして造形物よりも芸術品かもしれないという、 内部、外部にこだわった傑作です。 刀については担当教官も協力してくれました。その教官曰く、これはどちらかと言うと「太刀」になるそうです。 材料は全てアルミ。これが結構気になっていた人が多かったみたいで。鞘はラッカーで黒塗り。 柄にはゴムが巻かれ、鞘には下げ緒(剣道部(?)から頂いた本物)も付いています。 下げ緒を鞘に固定するのに穴を開けては刀が通れなくなってしまうので、両側からゴムで挟み付けて固定しています。 配線は当然内部にすっきり収まっているわけで、柄に巻いたゴムを取れば内部のメンテが出来ます。 ケーブルをつなぐコントローラの先には丸形コネクタを使用しているので、鞘に入らないなんて事はありません。


制御系 -3個のスイッチで5種類のアクチュエータを制御-

 マイコン制御なんて高等なことはしていません。すべてリミットスイッチで切り替えています。 アクチュエータは右輪、左輪、上昇用モーター締め、上昇、造形物Aを置く得点部、の5種類。 3つのスイッチは始め両輪と上昇用モーター締めに割り当てられています。この締め部分が動くとリミットスイッチが 切れ、右輪用スイッチは上昇用スイッチに切り替わります。次にマシンが上昇すると別のリミットスイッチが切れ、 左輪は得点部に切り替わる・・・と、このように特定状況に置いて使用されるスイッチが限定されていることを 利用してスイッチ数を削減しています。他にもアーム展開や本体(Discovery)とベース(Endeavor)を固定している ストッパーの切り離し、造形物Bを置く得点部など色々アクションはありますが、それらは全て機械的ローテク ストッパーで乗り切っています。とうじろうは、ストッパーだらけのマシンです。



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