得点部B

担当者:津上(M1B)、西尾(M1A)


モーターを使わず造形物Bをスポットに置く

 得点部Bは、本体(Discovery)の横に張り出した部分で、第4スポットに造形物Bを置く機構です。 当初はモーターを使うことになるだろうと思っていましたが、津上氏がそれを使わない方法を考案してくれたので 任せることにしました。これにより、操縦者は造形物Bを置くことについて何も考えなくてもかまわないのです。 ただ本体を上昇させるだけ!なんて嬉しい。

 おそらく、得点部Bこそが最も早く機構が完全にかたまった部分です。完成した後はひたすら改変改良、 そして穴埋めをしましたが、最終的にはものすごぉくシンプルにまとまりました。 スポットの下にバーが当たると造形物Bを固定したハンド(?)が起きあがり、スポットの上まで来ます。 そして更にストッパーがスポットの側面に当たることでハンドが開き、造形物Bを落とします。 この機構は、はるか校内選考以前から考えられていたもので、まさかその機構がそのまま使われることになろうとは 考えた本人も思ってはいませんでした。更にこの得点部Bは、本体の落下防止ストッパーになっています。 9sもある本体は放っておくと重力の導くままに落下してしまいます。これを回避するためにストッパーが 盛り込まれているのです。ハンド部が起きあがることで、落下防止ストッパーの「ツメ」がスポットに引っかかります。 ほんのわずかなツメを付けただけでこれを実現しています。偶然の産物とは凄いでものです。

 当初は、バランスと高さ制限を考慮して、スタート時は全体が下に垂れ下がっていて、 アームが展開すると同時にその力で上に起こし、写真のようが状態にする予定だったのですが、 構造の複雑化と、最初から起こしていてもさほど影響がないことが分かったためそれらの機構 (アーム展開と連動して得点部Bを上に起こす)は削除されました。 これは別名、得点部Cと呼ばれていた機構で、津上氏が最も苦労した部分でした。ストッパーの誤動作を防ぐ 機構を考えたり、ハンド部を改良したり、本来この部分には全く使う必要のない旋盤をせっせと使ったり。 しかし、それらは報われませんでした。それでも、完成した後でも得点部Cを加えようと思えばすぐに 加えられるようになっています。そして、軽量化のために行われた無数の蜂の巣だけは変わらず残っています。

連写


本体が上昇します。

スポットの下にバーが当たり、てこの原理でハンド部が起きあがります。
スポットの側面にストッパーが当たって外れ、ハンドが開いて造形物Bが置かれます。 この時、落下防止用のツメが既に引っかかっています。


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