神戸高専αチーム リーダー:裏Way Key
7/28 やれやれ、日記の開始が遅れてしまった。 ちょいとA,B両チームを黙らせるのに説得するのに手間取ってしまったものだから。 作業開始も遅れてしまったが、多少は大丈夫。 今年もマシンも動きはシンプルだから。 まずは、当面の班を2つに分けた。 1つは、マシン自体の設計をし、もう1つ班は大量のヘリウムガスを用意する。 ヘリウムガスを使うのは初めてなので、連続的に大量に入手できる経路が欲しい。 え? まさか飛んだりはしない。 今年はメルヘンなドリーマーなマシンで、会場に浪漫ティックムードを漂わせるのだ。(謎)
7/30 え?マシン名?考えてなかったな…(爆) えーと、神戸高専には「〜ろう」「〜龍」シリーズの他に何か名前のシリーズあったっけ? …ないっすね。また考えとこう。 マシンの構造の設計がほぼ終わり、完成図が頭に浮かんできた。 今年のマシンは車高30[cm]。そこから上にも伸びない。コケようがないさ。 この30[cm]の間で全てを行えてしまうなんて、何だか嬉しい。 しかし、スタート時の総車高は5[m]オーバーが予想されるという意味不明なマシンだったりする。
8/4 マシンはフレーム製作班と実験機構製作班に分かれて制作中。 ヘリウムガスは取りあえず当面の実験に必要な量を入手。 この実験しだいでマシンの機構も変わってくるのだが…。
8/11 そろそろ今年のマシンのアイディアを説明しましょうか。 まず、円筒の立て方。図を見れば一目瞭然。ヘリウムガスを入れた風船を円筒の先端に取り付ける。 するとそこから起きあがり、円筒はめでたくフィールドに立ち上がる! この風船こそが「器具」である。 本当はこれは器具ではなくて炎にしてしまいたいのだが、 ルールでは「炎で円筒を立ててはならない」とあるので、仕方なくこれは器具。 しかし、炎も同時に付けてしえば良い。 このようにして円筒を立てまくり、ショートケーキゾーンに1個押し込めば得点完了。 2段重ねは狙わないことになっているが、今後の行き当たりばったりでどうなるかは分からない。 風船を付ければ後は勝手に立ってくれるので、マシンの高さはその機構分だけの高さ、 つまり30[cm]程度があれば良いわけだ。転けない転けない。 しかし 円筒を何本も立てる以上、相当量の風船がいることは容易に予想される。 現実験段階では、1個の風船は直径80[cm]程。これを何個もマシンに搭載しておく必要がある。 当然、スタート地点でスタートの声を今か今かと待っている、 このロボットの図は次のようになる。
これが「スタート時の総車高5[m]オーバー」の正体。 車高は高いが転けようがない。 会場搬入も分割OK。 いや、その前に ものすごく嫌な光景だ。 ただ、フィールド上に円筒を立てまくる予定のマシンなのに、 立てた円筒をうっかり倒してしまう危険がない。 これは相手にとっても同様なわけで、 うっかりこちらの円筒を倒して減点されるということがない。 何とも親切なロボットだったりする。
8/16 「そんな暇はあるのか?」 という問いに対しては 「無い」 と答えるのだけれど、 盆休み中。 こればっかりは毎年恒例。1週間たっぷり。 どこぞの現実(まぁ兵庫県の某K高専Aチームとは言わないが)と違ってある程度順調ではあるから。 フレームも形は出来たし、円筒に器具を取り付ける機構も試作が完成し、 そのまま完成品につなげられる。 問題があるとすれば、やはり 回路かな(爆)
8/22 マシンフレームに駆動輪と器具取り付け部を固定し、更に器具である風船を上の画像のように 数珠繋ぎにして取りあえずの走行実験。もちろん有線。 予想していた事態に。 大量の風船が抵抗になって急な動きができない。 更に、 たまに浮きかける(爆) これはこれで楽しいような気がする。(それでいいのか?)
9/2 夏休みは終わってしまった。 表のWay Keyは制御に苦しんでいるようだが、この裏Way Keyに限ってはそんなことはない。 来週あたりから本格的にテストランを繰り返すことになるだろう。 今はマシンの改良、穴つぶしをしているところ。 それから、ページトップ画像の軍手は、実は円筒に風船を付けるための ハンド部の試作失敗品だったのだ・・・。
9/8 来週火曜で試験1週間前だ。 この期間は「基本的に部活動などは活動禁止」である。 基本的に。 基本的にね。 去年はこれも曖昧で、テスト1週間前はおろかテスト中も作業をしていた表Way Keyだが、 今年はロボコンも活動禁止らしい。 可哀想だね。表のAチームは。 我々裏チームには関係のないことだ。(-_☆) マシンは後少しで完成。 後少しでと言いつつ、なかなか進まない。完全なテストランを行える状態はまだまだ到達できない。
9/23 表のAチームのネタが無くなったらこの日記がやっと更新される。 全く困ったものだ。 さて、マシンの調整も進み、有線ながら確実な動作を行えるようになってきた。 遠隔制御は現在プログラム中。 だが、 ここへ来て、時間的な余裕の目処がたったからか、 「2段積みをしたい」 という声が聞かれるようになってきた。 ?…ってことは、もちろん 風船で2段重ねするのか? ああそれもいいだろう。 何段でもやっちゃってくれ。 でも、それができるということは、 風船で円筒1本まるまる浮かすって事だぞ?
9/30 なんでも、表Way Keyが深夜作業続きで忙しいらしく、 この日記はなかなかアップできなくなりそうだとのこと。 全く…うちのチームみたいにマシンを早く完成させれば良いものを… こちらはテストランを繰り返し、穴つぶしにかかっているところ。 一方で、2段積みの実験も行っている。 おかげでヘリウムガスを大量に消費。
10/21 2段積み以外はかなり練習を重ねることが出来た。 2段積みも大会まで頑張ってみる。 ところが、ある信じられる筋からの情報によると、 我々のマシンと似たようなマシンが存在しているかもしれないとのこと・・・! 対決が楽しみだ。
11/17 とうの昔に近畿大会は終了。 会場に着いてから風船を膨らませた。 途中風船を割ってピット中の視線を釘付けにしたりもしたが・・・ 大会結果は、1回戦敗退。が、「もう1台」と共に会場をわかせることが出来た。 やっぱり2段積みには恐ろしくでかい風船を必要とする。 プロペラ併用という案も出たが、安定性の問題で実現不可。 そんなこんなで今年も爆笑ロボコン日記は終了。 裏Way Keyは旅に出る。 皆さん、又会う日まで・・・。
この物語はフィクションです。ご注意ください。楽しんでいただけましたでしょうか?
感想など、待っています。
結局今年も書いちゃいました。爆笑ロボコン日記。
なんか結構有名になってしまったみたいで・・・
表の日記を気合い入れて書いていたので、去年よりは内容が少なくなってしまいましたが。
さぁて、来年はどうしよっかなぁ〜