第6回 '93 「ステップダンス」
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孔雀 |
地区大会:ベスト4 |
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CONTEC |
地区大会:2回戦 |
階段の上からスロープを降ろして子機が階段を越える、いわゆる橋型マシン。
VTRを見た限りではマシン中央部で何かが回転しているのですが何のための物かは不明。
コンパクトな機体ながらも、4輪駆動(おそらく)や
車体全体にしなりを持たせる等の工夫(おそらく)でパワーはかなり強力です。
押せる範囲が狭いのがやはり弱点。
変わったところでは、橋が土台マシンの中からスライドして出てきます。
アンテナの根本に何やら黄色のコーンがついていますが(写真上)、
同じ物が前年の「名ストライカー・神」にも付いていました。
どうやら出場者がもらえる大会の記念品のようです。
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第7回 '94 「スペースフライヤー」
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モリモンガァー |
地区大会:1回戦 |
乳母車と同系統の打ち出し型マシン。
ローラーと駆動輪にはラジコン用ビッグタイヤが使用されています。
長いトレイをディスクの下に入れ込み、それを持ち上げて取り込みます。
打ち出しの精度も決して悪くなかったのですが、1回戦の相手が悪く…。
近畿大会唯一のVホールを決められ敗退してしまいました。
ちなみにマシン名は担当教官からきているそうです。
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乳母車 |
地区大会:優勝 全国大会:ベスト4 |
昨年のCONTECチームが中心となって制作した2つの回転ローラーによる打ち出し型マシン。
マシン名の「乳母車」は見たまんま、形が乳母車っぽいからです。
ローラーはベルトコンベアのようになっており、左右の長さが違います。
右側の短いローラーの回転数を変えることで飛距離を調整します。
オーソドックスなアプローチながらも、洗練された強固なフレーム、
四輪駆動で非常に機動力の高い足まわり、確実な取り込みとディスク装填、
得点精度の高い打ちだし部分に加えて操縦者も相当練習を積んでおり、
とにかく完成度が非常に高いマシンでした。
スタートと同時にマシンが前進する事によりディスクの取り込み部が後ろに倒れます。
取り込み方法は、マシンを後退させて取り込み部を積んであるディスクの下に入れ、
さらに後退させてディスクの置いてある台に当てることで、
取り込み部が持ち上がりディスクが取り込まれるというアクチュエータを使用しないローテク機構。
もちろん最初に取り込み台を倒すのもローテク、
というなかなかのローテクマシンなのでした。
近畿大会決勝ではあのStar Kingと対戦し、接戦を制して優勝しました。
この近畿大会のゲスト審査員はなんと森政弘先生。
白熱した決勝の後、森先生は「全国でも2台で良い試合をして下さい」とコメントしましたが、
この2機は実際に全国準決勝で再び対決。この時はStar Kingに軍配が上がったのでした。
今も生産加工室の「ロボ棚」に安置されています。
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第8回 '95 「ドリームタワー」
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サーブ君 |
地区大会:ベスト4 |
その名の通りバレーボールをアンダーサーブのようにして打ち出すマシン。(左の画像の手前のマシン)
ゴムを引っ張ってエネルギーをため、アンダーサーブで飛ばします。
画像を見れば分かる通り、かなり力をためて打つようになっており、
一番上のVゴールを狙うことも可能です。
足回りは後輪駆動の前輪操舵。
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BRÜNHILDE |
地区大会:ベスト4、アイディア賞 全国大会:1回戦、応援団賞 |
北欧神話の女傑の名を冠した、木製の曲線機体が美しいバックスピン型打ち出しマシン。
マシン全体がほとんど木で構成されています。
三角形の機体の左側に打ち出し部があり、
回転する大きなローラーでバレーボールを後ろに回して打ち出します。
この打ち出し部の曲線ガイドもすべて木製。
ボールは約180度ローラーの円周に沿って回転し、発射口で上下2つのローラーによって打ち出されます。
この際、バレーボールにバックスピンがかかって打ち出されます。
足回りは四輪駆動となっています。
基本的には2点狙いですが、20点のVゴールが狙えるのかどうかは不明。
この頃の神戸高専は強力なモーターや大容量バッテリーには頼らない傾向があったようなので、
20点は狙わない程度にしたのではないかと推測されます。
この年こそ阪神大震災のあった年。
「がんばろうや神戸」のたすきをかけたBRÜNHILDEは全国大会に出場しましたが、
マシン移動の際にバレーボールが床に接地していなかったため、減点となり敗退してしまいました。
応援団賞受賞。
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