出場マシン

 A「もうすぐ1週間」(H(3) I(1) S(1))
 左の写真のようにフタを開け閉めしてサイコロやフィルムケースをマシン内部の箱に取り込み、 下の写真のようにその箱全体を回転させて持ち上げ回収箱に入れる。 分別がほとんどできないのが難点。試合ではマシンと回収箱との間にあるサイコロ等が邪魔になって なかなかベストなポジションにマシンを持っていけなかった。
 当初は風車のように物を回転させてサイコロ等をかき込む予定だったが、 時間がなかったため即興の取り込み装置に変更。製作期間は実質1週間といったところか。 250×250の大きさ制限に引っ掛かったため、マシンを縦にした状態でスタートする予定だった。

 B「The Hirota」(H(3) O(1) M(1))
 上下に取り付けられたベルトコンベアでサイコロやフィルムケースを取り込み、 そのまま回収箱に入れる。上側のベルトコンベアは上下に稼動するようになっており、 サイコロから倒れているフィルムケースまで全ての状況に対応する。
 ハッキリ言って、O1人でアイディアから製作までを全て行った。 初めはLego Mindstormsで実験を重ね、かなり計画的に製作。完全な完成は最も早かった。 しかし、見てのとおり重量、制作費も飛び抜けている。 ただ、操作性は失われておらず、適度なスピード。
 左の写真がコンベアの出口。内部に3、4個はため込むことができる。 ちなみにこの写真の撮影者は呉高専のまむるさん(ありがとうございます)。 マシン名の由来は不明。やはりヒゲのあの人から来ているのだろうか。

 C「セアカゴケグモ」(M(4) I(1) T(1))
 アーム先端の工夫により、どんな角度で転がっているサイコロでも確実につかむことができる。 もちろんフィルムケースも楽々。必要最小限の構造により足まわりは非常に高速。 ただ、旋回は苦手。
 製作の入ったのが最も早かったチーム。マシン名の由来はベース材料に使われている 赤いダンパネ。もしくはウェイトとして乗せられている蜘蛛のオブジェクト。 この蜘蛛の背中も赤い。なぜか片側の足が全てない。

 D「蟲(BAGU)」(O(2) H(1) N(1))
 これもベタと言えばベタなアイディアなのだが、木で作られた先端の枠のようなアームに 輪ゴムを張ることにより、どんな状態で転がっているフィルムケース、サイコロでも 簡単に、しかも一度に大量につかむことができる(下の写真参照)。 アームはマシンの半分程もあり、180度近くまで開くため 横転してもアームを使って自力で起きあがることが可能。
 ハイテンションな製作でギリギリの完成だったが、大会前の練習と小回りの利く形、 高速化のためのアイディアによりつかむ-持っていく-はなす、の一連動作は最速。 発案者曰く勝ちに行った案。完成前からV旅行について話し合っていた。 マシン名の由来はクワガタのような、大きなアーム。

 E「1発勝負 辻2号」(T(2) S(1) F(1))
 つかんで、持ち上げて、離す、というタイプ。つかむ部分とコントローラにはかなりこだわっている。 既存のラジコンの足まわりを改造したため、コントロール方法は「前進」と「右回転」のみ。 ただ、移動はスムーズで非常に高速。
 当初は強力なバネで辺りの危険を省みず打ち出す予定だったのだが、 中心メンバーの訳有り離脱によりアイディアは大幅に変更された。 まだまだ不具合が多く、一連動作は1回しかできないと覚悟していた。だからマシン名は一発勝負。

 F「自宅でも作業できマス」(N(2))
 つい最近まで入院していた彼、ミニコンを知るやいなやすぐに構想、製作に取りかかった。 自宅にも作業できる設備が整っているらしく、製作はほとんど家でやっていた。 しかし、時間が無さ過ぎた。大会中もひたすら製作を続けたが結局試合には間に合わず 不戦敗となってしまった。その後も製作を続けたが、そのフィールドに立つことはなかった。 マシン名は誰かが勝手に決定していた。
 

 G「Detroit」(K(3))
 スタートゾーンから一歩も動かず、アームでサイコロ、フィルムケースをつかみ、 それを更にのばして回収箱に入れるという奇想天外、ただのウケ狙いマシン。 アームをのばしきったときのモーメントはとてつもなく、土台はクランプで机に固定してある。 平行リンク機構でアームの先端のハンド部はいつも一定角度。ハンド部の指は4本で確実につかむ。 アームは全長1200[mm]。実は手前の回収箱までしかとどかない。
 元々はミニコンに参加する気は無かったが、このようなアイディアを思いついたため とりあえず個人的な研究用としてスタート。あわよくばミニコンにする乱入予定で大きく設計。 配線をしたのは当日の朝。前日まで乱入するかどうか微妙だった。 大会時、マシン名は(無題)だったがあまりにも空しいので、 その後地図帳を適当に開いて今さら現在の名前に決定。


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