Robocon史上初（かもしれない）合体ロボット

「夢を拓くマシン」 今年目指すもの...それは「夢を拓くマシン」です。 　校内選考へ向けてアイディアを考えながら、 私はひどく考え込みました。 突拍子もない実現不可能と思われるマシン 明らかに勝ちに行ったマシン 今大会の主流になるだろうオーソドックスなマシン 色々な案が浮かんできます。 しかし、自分が作りたいロボットとは いったいどんなマシンなのだろう… 全国大会で優勝できる様なマシン？ それともロボコン大賞を取れるようなマシン？ 　今年はおそらく私にとって最後のロボコンです。 来年は5年生なので、参加するとしても アドバイスをするくらいのことしかできないでしょう。 アイディア構築に関われる最後のロボコン。 だから、 自分が本当に作りたいロボットを創り上げたい。 自分が本当に作りたかったロボットを。 　私がロボコンに出会ったのは丁度10年前になります。 大学国際大会を見たのがきっかけでした。 それ以来、いつか自分がロボコンに出場することを ずっと夢見てきたわけです。まぁ良くある話ですね。 ロボコンはテレビで見ているのと 実際にやってみるのとでは全く違います。 実際にやってみて初めて、その本質が分かりました。 そして、去年リーダーをやって多くの後輩を指導して、 「これからのロボコン」考えるようになりました。 今の世の中、理系離れが進んでいると言われています。 NHKロボコンの人気も低下しているとも言われています。 しかし、 私はもっと多くの子供達にこの感動を味わって欲しい。 仲間と共に1つのマシンを創り上げる この貴重な感動、経験を。 夢を見て欲しい。 そして挑戦して欲しい- 　そして気づきました。 今作りたいロボットがどんなものなのか。 夢を与えられるロボットを作りたい。 10年前、当時の高専先輩方が夢をくれたように、 今度は自分が 子供達に夢をあげたい。 今まで考えていたアイディアは全て零に戻し、 1から考え始めました。 自分が本当に作りたいロボットを。 今、自分が提案したいアイディアはこれだけ。 　アイディアは校内選考を通りました。 今年は去年とは全く違う想いです。 去年の私はひたすら全国大会を目指していました。 しかし、今年はそんな気がほとんど起こりません。 賞とか勝ちとかよりも、 いかにロボットを見せるか 魅せるか それだけを考えてロボットを考えました。 -与えられた時間内に出来るだけ夢をふりまきたい- このロボットならそれか出来ると信じています。 しかし、いざ大会が始まってみると、 各校からアイディアマシンが集まるわけで、 ベースとなるアイディアには案外インパクトは 無いかも知れません。 周りからの客観的な印象は大会に出場するまで分かりません。 それでも ロボコン史上初（かもしれない）合体マシン これは子供達に夢を与えるだけでなく、 ロボコンに熱意を傾ける自分たちの夢でもあり、 これからのロボコンの可能性をも拓けるかも知れません。 現に今、我々のチームはこの1つのコンセプトに向かって 全員が熱い思いをぶつけています。 目指すのは 「夢を拓くマシン」 2001年6月　児山裕史 ロボコン史上初（かもしれない）合体マシン 　史上初かどうか分からないんです（爆）今までの地区大会、全国大会を全てチェックしてみないと断定できません。 私の記憶の範囲では過去前例は無いのですが…。 単体で試合に出られるほどのマシン同士の合体という高い目標を置いていました。 　マシンについて、総評などはまた落ち着いてから色々と 書こうかと思っています。 　支えてくださった皆様、ありがとうございました。 夢は拓けたのだろうか・・・？ 　今年もローテクです。頑張ってモーター数減らしてます。 遠隔通信ですが、なんだかんだ言って結局表に見えるのは機械部分だけです。 ハイテクな動きは出来ないでしょう（爆） ハイテクとローテクの融合でローテクの力を最大限に引き出します。

マシン紹介画像、動画 製作日記 遠隔通信仕様 遠隔通信仕様リンク メンバー ★：大会出場メンバー リーダー（操縦者）： 　電子工学科4年 　　児山　裕史（コヤマ　ユウシ）★HN:Way Key メンバー： 　機械工学科5年 　　森　　和也（モリ　カズヤ） 　　西垣　依子（ニシガキ　ヨリコ） 　機械工学科4年 　　中口　大輔（ナカグチ　ダイスケ） 　　米田　翔太（ヨネダ　ショウタ） 　機械工学科3年 　　荻野　宏之（オギノ　ヒロユキ）★ 　　辻　敬二郎（ツジ　ケイジロウ） 　　土廣　隆介（ツチヒロ　リュウスケ） 　機械工学科2年 　　五百城　智（イオキ　サトシ） 　　小畑　聖一郎（オバタ　セイイチロウ） 　　城　　鮎美（シロ　アユミ） 　　津上　和慶（ツガミ　カズノリ）★ 　　西尾　勇樹（ニシオ　ユウキ） 　機械工学科1年 　　川野　浩平（カワノ　コウヘイ） 　　毛利　哲英（モウリ　アキヒデ） 総勢15人　各メンバーの紹介はこちら 担当教官： 　一般科数学　吉村　弥子（ヨシムラ　ミコ） じろうシリーズの歴史 '98　りべんじろう '99　ちゃれんじろう　-全国大会出場- '00　とうじろう　-地区大会技術賞- '01　ちぇんじろう