「ちぇんじろう」遠隔通信仕様

 今年のロボコンのルールでは、マシンを遠隔通信しなければなりません。 当然、制御信号の混信という危険性を秘めているわけですが、これを回避し、 競技をトラブル無くスムーズに進めるためにも、事前に通信仕様を公開することが学生間で提案されています。 我がチームも、出来る限り混信を回避したいという考えから、通信仕様を随時公開していきます。 PICマイコンは高専ロボコンでは今やポピュラーな技術なので、技術の流出にはならないと思います。

 できれば近畿では、全てのチームが公開し合いたいです。99年を繰り返さないためにも(笑)。 仕様を公開したあかつきには是非こちらにも教えて下さい。


制御システム

 米Microchip社製PIC16F873をコントローラとマシン側にそれぞれ使用し、赤外線で遠隔操作をします。 データの転送はコントローラからマシンへの1方向のみ。

 赤外線受信モジュールにはTFK4(変調周波数 40[kHz])を使用します。1Bitは600[usec]幅です。

 コントローラは、0.1秒間隔でスイッチの入力状況をスキャンし、前からの変化があればデータを送信します。 何も変化が無ければ0.5秒間隔で同じデータを送信します。

通信データフォーマット (10/24 変更)

Start Bit Data Bit Data Bit (再送) End Bit
神戸IDData 神戸IDData
00001 011101xx D15〜D0 01 011101xx D15〜D0 00000

 暫定通信フォーマットは上の通りです。かなり長いので、今後短くするかもしれません。

 Start Bitの最後の1を検出し、データの受信を始めます。IDの下2桁はまだ決定していません。 IDとDataの間の0は区切りです。16ビットのData(スイッチ入力のデータ)を送信し、 "0","1"の区切りを置いた後再びData Bitを送信します。1回目のData Bitと比較し、異なっていればエラー。 最後にEnd Bitを送信して終了です。

 IDは私が勝手に決めたものです。混信を最大限に避けるため8ビットとしています。 暫定ですので変更する可能性大ですが、とりあえずこの部分の値を違う物にすればこのマシンとの混信は避けられます。 Bチームとの兼ね合いも考えて下2桁は未定にしてあります。 しかし、取りあえず

「ちぇんじろうはこのID(011101xx)を使う」(9/25 追記)
(Start Bitの最後に1があることに注意して下さい)

と思っておいて下さい。 今は追い込み時期にあり、連日泊まり込み作業が続いています。
仕様変更があってもお知らせできないかもしれませんが、
大会会場では必ず公開するつもりです。

注:これらの仕様は変更する可能性があります。



遠隔通信仕様リンク
 他高専さんの通信仕様を公開しているページへのリンクです。


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他にも仕様を公開しているところがありましたら、是非教えて下さい。
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