アーム
カムチャッカのメイン機構で、
足まわりの2つの他にアクチュエータはこれ1つだけです。
長さ1メートル以上の巨大なアームで円筒をつかみ、
人間の腕のように持ち上げて上から後ろの籠に入れます。
当然、かかるモーメントはとてつもなく、
実際にアクチュエータが力をかけている部分を押して動かすのは、人間の力でも非常に困難。
担当者の計算によると「力点から3[cm]の位置に小錦が乗れば同等の力になる」とのこと。
そのため、コードネームはKonishiki部でした。
ちぇんじろうの中で最も早くに考えられた機構で、
校内選考時は既に軸間の比がほぼ完成されていました。
トルクの問題で製作は困難を極めると思われましたが、
徐々にスピードアップもなされ、円筒をつかまない場合は
1〜2秒ほどで上下させることも可能です。
担当者の話
制作当初、この部分だけは無謀とさえ言われていました。
実際僕も無謀だと思っていました。(笑)
アクチュエータは強力ですが、これだけでは持ち上がらないので
アーム間にバネとゴムに張り、ようやく持ち上げることに成功しました。
この部分はとても危険です。
僕も1度指を挟まれて泣きそうになりました。
アームのリンク機構は未だ僕には理解できません。
よって加工の為にアームを分解すると、なかなか元の状態に組み上がりません。(泣)
因みにアームの軸間の比率は、試行錯誤の末(?)レゴブロックで仮に
作ったはずのものが採用されています。(謎)

アーム動画
(Mpeg Movie 311KB , 320*240 , 5秒)
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